TOEICの受験回数を増やす方法(IPテスト)
基本TOEICは月に1回の試験となっています。
しかし、住んでいる場所によって開催される回数は大きく異なっており、大都市では毎月開催されておりますが、例に例えると山口県では年に3回の開催となっており、1年で受験回数が四倍も違うことになります。
人によっては、TOEICに対して取得が必要な点数が必要な方もいらっしゃるかと思います。
なんとかして、500点や700点を取得しないといけないという方の場合には、受験回数を増やして目標点数を目指す方もいらっしゃると思います。
特に300点~650点の間の方については、受験した際に50点以上の開きがあることもあるのではないでしょうか。
その場合に目標点数に近い実力がある方については、何度か受験できさえすれば目標を達成できる方もいると思います。
そういった方は、大都市ではさらに受験回数を増やす方法が存在します。
それが、TOEIC IPテストになります。
TOEIC IPテストとは
TOEIC IPテストとは、大学や企業が主催者となってTOEICの試験を開催できる制度となっています。
TOEIC IPテストを開催するには、学校や企業で10名以上の受験者が集まれば、試験を実施することが出来ることになっています。
結果についても受験から約3~5営業日で返信されてくるため、スコアがすぐにわかることもメリットです。
(実施機関によって返信されるまでの日が変わります)
取得した成績はどういった位置づけなのか
通常のテストであれば、「公式認定証」(写真と名前が入っているスコアレポート)を送付されてきます。
IPテストの場合には公式認定証の代わりにListening と Readingのスコアと主催団体が掲載されているスコアレポートが発行される形式となっています。
多くの場合は公式のTOEIC試験と同様に、履歴書に記載が可能ですし、会社にも提出して認められることがほとんどかと思います。
(※同一に扱ってくれるかは、それぞれの組織の判断かと思いますのでご確認ください)
TOEIC IPテストは何が違うのか
IPテストには「IPテスト」と「IPテスト(オンライン)」という2種類が存在します。
公式に実施されているTOEICと同一形式なのは、「IPテスト」になります。
「IPテスト」は過去TOEIC試験に出題された問題が利用される形式となっているため、配点なども過去のものが利用できるため、成績も早く返却が可能となっています。
過去の問題が出題されるため、実際のテストの形式は公式のTOEICと同じ方式での実施となります。
【違いは以下になります】
公開テスト | IPテスト | |
---|---|---|
試験内容 | 最新の問題 | 過去問の再利用 |
試験日 | 年に10回~13回 | 何回でも |
試験期間 | 午前と午後で開催 | 主催団体で決定 |
運営者 | TOEIC運営委員会 | 主催団体 |
結果報告 | オンライン:17日後 郵送:4週間後 | 3日~5日 |
スコア | 公式認定証 | スコアレポート |
主催者側で受験場所や開始時間などを決めることが出来るのが、IPテストになります。
同一問題は再受験は出来ないため、通常はTOECI IPテストは2週間以上は離れての受験となります。
月に2回受験が可能な場合は、公式と合わせて月に3回受験が可能となります。
その上、結果が早くわかるため、実力を見るためにも役に立つ試験かと思います。
TOEIC IPテストを受験するには
TOEIC IPテストを受験するには、大学・英会話学校や英語の集合合宿を実施している機関など実施されています。
TOEIC IPテストはその組織に属している方が受講できるという形をとるため、誰でも簡単に受験が可能というわけではありません。
とはいえ組織に属するという考え方にはいろいろあり、何かの英語の講座を受講したり、英語の合宿に参加したりすると受験が可能となります。
私の場合はTOEICの合宿に参加して受けてみたり、インターネット上でのTOEICの単語講座を受講することで受験できるようになりました。
利用した3つを紹介しておきます。それぞれでTOEIC IPテストが受験可能なので、好きな時に受験が可能になります。
- 英語漬けの期間が確保できます。
- 毎回宿題や確認テストがあり、確実に力が付きます。
- 受講している人も自費で通っているので、仲間ができます。
- TOEICの最新のテスト傾向なども聞くことが可能です。