箱根温泉完全ガイド|江戸番付8湯入りの十七湯・日帰り宿

【PR】本記事は楽天トラベルのアフィリエイト広告を含みます。

箱根温泉は神奈川県箱根町に広がる、湧出量1日約25,000トンと全国第5位を誇る天下の名湯郷です。江戸時代後期の温泉番付『諸国温泉効能鑑』には、相州(相模国)の箱根勢として東5湯・西3湯の合計8湯が登載され、これは全国でも最大級の集積量。中でも芦之湯は東-前頭2枚目(前頭最上段)の上位に位置し、箱根勢の筆頭格として名を馳せました。

箱根は奈良時代に開湯した湯本(738年)から平成に湧出した蛸川(1993年)まで、「箱根十七湯」と呼ばれる17の温泉地が点在し、泉質は約20種類・5系統に及びます。宿泊施設は数百軒に及び、宿泊施設数・収容定員数・宿泊利用人員数のすべてで日本一(箱根町観光協会公式情報)── 名実ともに日本最大の温泉宿集積地です。

箱根のもうひとつの大きな魅力は「温泉街」の存在です。箱根湯本駅前には箱根温泉発祥の地(湯本温泉・天平10年/738年開湯)として続く温泉街が広がり、温泉まんじゅう・かまぼこ・湯葉・箱根ラスクなど、温泉地としては珍しく食べ歩きグルメが充実しています。強羅・宮ノ下・元箱根にもそれぞれ個性ある町並みがあり、湯巡りと町歩きを同時に楽しめるのも箱根温泉の特徴です。

本記事では、十七湯すべての特徴・歴史・アクセス・日帰り・おすすめ宿を、がやの実体験を交えて完全ガイドします。

著者:がや|江戸時代の温泉番付に登場する温泉地を実際に訪ね、それぞれの土地の歴史と魅力をレポートする個人ブロガー。「番付めぐり」シリーズで道後温泉・肥後阿蘇・湯河原など多数の温泉地を訪問。箱根では箱根湯本・天成園箱根強羅・玄に宿泊済。


箱根温泉とは?基本情報

項目 内容
所在地 神奈川県足柄下郡箱根町
湧出量 1日 約 25,000トン(全国第5位)
温泉地数 箱根十七湯(公式・箱根町観光協会)/番外3湯を含めて「箱根二十湯」とも呼ばれる
泉質 約20種類(5系統)── 単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉・硫黄泉・炭酸水素塩泉
2024年入込観光客数 2,031万人(前年比104.1%・6年ぶり2,000万人超)
2024年宿泊客 約 398万4千人/うち外国人 約 49万3千人
月別最大入込 11月(約 210万人超/仙石原ススキ+紅葉シーズン)

箱根温泉は、箱根火山のカルデラ内に約20の温泉地が点在する複合温泉郷です。源泉ごとに泉質が異なり、ひとつの観光圏で5系統・約20種類の泉質を楽しめる「地下1階・地上4階のデパート」のような多層構造を持つのが最大の特徴。江戸時代から「箱根七湯」として知られ、明治以降の掘削技術と東海道線開通により10湯が新たに開発され、現在の十七湯となりました。

出典:箱根町観光協会公式(湧出量・十七湯)/神奈川県令和6年入込観光客調査(観光客数)/タウンニュース2025年6月13日記事


[PR]アフィリエイト

箱根温泉の宿を探す(楽天トラベル)

箱根温泉の宿を楽天トラベルで見る

江戸時代の温泉番付における箱根 ─ 東-前頭2枚目(前頭最上段)・全国最大級の8湯入り

江戸時代後期の温泉番付『諸国温泉効能鑑』において、箱根温泉群は相州(相模国)勢として東5湯・西3湯の計8湯が登載されました。この8湯入りは全国でも最大級の集積で、江戸時代の庶民にとって箱根が屈指の湯治場であったことを示しています。

番付に登載された箱根8湯

番付 江戸時代の名称 現在の温泉地
東-前頭2枚目(前頭最上段の冒頭) 相州足の湯 芦之湯温泉(箱根勢の筆頭格)
東-前頭3枚目 相州湯元の湯 箱根湯本温泉
東-前頭3枚目 相州姥子の湯 姥子温泉
東-前頭3枚目 相州木賀の湯 木賀温泉
西-前頭3枚目 相州塔の沢の湯 塔之沢温泉
西-前頭3枚目 相州宮下の湯 宮ノ下温泉
西-前頭4枚目 相州堂ヶ島の湯 堂ヶ島温泉
西-前頭4枚目 相州底倉の湯 底倉温泉

箱根勢の最高位は東-前頭2枚目に位置する芦之湯温泉。標高約850mの駒ヶ岳麓にあり、江戸期には文人墨客の保養地として「箱根の温泉中最高」と称賛されました。湯本・姥子・木賀・塔之沢・宮下・堂ヶ島・底倉の7湯(いわゆる箱根七湯)と合わせて、箱根は江戸時代から名湯として全国に名を馳せていたことが、この番付から読み取れます。

がやのメモ:江戸時代の温泉番付めぐりは、当ブログ「温泉番付シリーズ」のテーマです。番付に登場する温泉地を順に訪ね、その土地ごとの歴史と魅力をレポートしていきます。


箱根十七湯マップ ─ 江戸期7湯・姥子・明治以降9湯の3層構造

箱根十七湯は、開湯時期によって大きく3つのグループに分類できます。

  • 江戸期7湯(箱根七湯):湯本・塔之沢・宮ノ下・堂ヶ島・底倉・木賀・芦之湯 ── 江戸時代から知られた古湯
  • 姥子:金太郎の眼病伝説で知られる古湯。江戸番付に「相州姥子の湯」として個別収録された江戸期から知られる8湯目
  • 明治以降9湯:大平台・小涌谷・二ノ平・強羅・宮城野・仙石原・湯ノ花沢・芦ノ湖・蛸川 ── 明治期以降の掘削技術と鉄道開通で新たに開発された温泉地

下記マップは箱根十七湯の位置関係を一目で把握できる全体図です。エリアは大きく箱根湯本・強羅宮ノ下・仙石原・芦ノ湖周辺・その他の5つに分けられ、それぞれに特色ある温泉地が点在しています。

箱根温泉全体マップ|箱根十七湯と番外3湯の位置関係を示す全体図

※マップ画像はがや作成(箱根町観光協会の公式情報を元に独自編集)


箱根十七湯すべて巡る ─ 各湯の泉質・最寄駅・代表施設

江戸期から知られる箱根七湯(番付登載は姥子を含めて8湯)

1. 箱根湯本温泉(江戸番付:東-前頭3枚目)

2. 塔之沢温泉(江戸番付:西-前頭3枚目)

  • 特徴:早川渓流沿いの閑静な温泉地。十返舎一九『東海道中膝栗毛』に登場。文人墨客に愛された。
  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
  • 最寄駅:箱根登山鉄道 塔ノ沢駅
  • 代表施設:福住楼(明治23年/1890年創業・国登録有形文化財・夏目漱石・福澤諭吉・島崎藤村・川端康成が定宿)、環翠楼

3. 宮ノ下温泉(江戸番付:西-前頭3枚目)

  • 開湯:応永5年(1398年)室町時代
  • 特徴:明治期に外国人観光客で栄え、富士屋ホテル(1878年創業)が国際リゾートの嚆矢に。
  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
  • 最寄駅:箱根登山鉄道 宮ノ下駅
  • 代表施設:富士屋ホテル(チャップリン・ヘレン・ケラー・ジョン・レノンも宿泊)

4. 堂ヶ島温泉(江戸番付:西-前頭4枚目)

  • 開湯伝説:夢窓国師(1275-1351)開湯
  • 特徴:早川渓谷の谷底にある秘湯。江戸時代に5軒あった湯宿は現在1軒まで縮小。
  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
  • アクセス:箱根登山鉄道 宮ノ下駅からケーブルで湯宿へ

5. 底倉温泉(江戸番付:西-前頭4枚目)

  • 特徴:蛇骨川・八千代橋近く。江戸期に「痔疾・淋病に効く」と記録された薬湯。
  • 泉質:ナトリウム-塩化物泉
  • 最寄駅:箱根登山鉄道 宮ノ下駅または小涌谷駅

6. 木賀温泉(江戸番付:東-前頭3枚目)

  • 開湯伝説:12世紀末、源頼朝の家臣・木賀善司吉成が重病を癒したと伝わる。
  • 特徴徳川将軍家への献上湯として有名。
  • 泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉
  • 最寄駅:箱根登山鉄道 宮ノ下駅・小涌谷駅

7. 芦之湯温泉(江戸番付:東-前頭2枚目・箱根勢筆頭

  • 開基:寛文2年(1662年)、勝間田清左衛門による
  • 特徴:駒ヶ岳麓・標高約850m。江戸期に文人墨客の保養地として栄えた。
  • 泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)、単純温泉
  • 最寄駅:箱根登山バス「芦の湯」停(湯本駅から約30分)

姥子温泉(江戸番付:東-前頭3枚目)

  • 開湯伝説:金太郎が傷ついた目をこの湯で完治させたと伝わる金太郎眼病伝説
  • 特徴:明礬(みょうばん)湯で眼病に効くと古来有名。
  • 泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉
  • 最寄駅:箱根ロープウェイ 姥子駅

明治以降に開発された9湯

8. 大平台温泉

開湯:昭和26年(1951年)、共同湯「姫之湯」から/特徴:箱根細工の木工の里。家庭的な小規模温泉街/泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉/最寄駅:箱根登山鉄道 大平台駅

9. 小涌谷温泉

改名:明治6年(1873年)、明治天皇行幸を機に「小地獄」から「小涌谷」へ/特徴:江戸期に「地獄に似たさま」と描写された多種源泉混在地。箱根ホテル小涌園・ユネッサンの所在地/泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉、ナトリウム-塩化物泉/最寄駅:箱根登山鉄道 小涌谷駅

10. 二ノ平温泉

開湯:昭和38年(1963年)/特徴:彫刻の森美術館(1969年開館)周辺の比較的新しい温泉地/泉質:ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉/最寄駅:箱根登山鉄道 彫刻の森駅

11. 強羅温泉

  • 引湯開始:明治26年(1893年)早雲山地獄からの引湯
  • 箱根十七湯仲間入り:大正8年(1919年)箱根登山鉄道開通時
  • 独自源泉の本格掘削成功:昭和27年(1952年)
  • 特徴:標高約700m。欧米型温泉療養リゾートの拠点。早雲山・大涌谷からの引湯と独自源泉が共存。白濁・にごり湯あり。
  • 泉質:酸性ナトリウム-カルシウム-マグネシウム硫酸塩泉
  • 最寄駅:箱根登山鉄道/箱根登山ケーブルカー 強羅駅
  • 代表施設:強羅花壇、箱根強羅公園、玄 箱根強羅
  • がやの宿泊レポ【箱根強羅】”究極のおこもり”を叶える隠れ宿『玄』全18室客室露天風呂の真価|2026年宿泊レポ

12. 宮城野温泉

開湯:昭和40年(1965年)/特徴:早川沿いの古い集落の趣。国指定重要無形民俗文化財「箱根の湯立獅子舞」(宮城野諏訪神社:毎年7月15日(天王祭)/仙石原諏訪神社:毎年3月27日の2会場で開催)/泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉/最寄駅:箱根登山バス「宮城野」停

13. 仙石原温泉

開湯:元文元年(1736年)/特徴:標高約700m。大正〜昭和に欧米型避暑地として開発。秋のススキ草原が「神奈川の花の名所100選」「かながわの景勝50選」に選定/泉質:カルシウム-硫酸塩泉(大涌谷・姥子からの引湯混合)/最寄駅:箱根登山バス「仙石」「仙石原」停/代表施設:箱根ラリック美術館、ポーラ美術館

14. 湯ノ花沢温泉

特徴:標高約935m(十七湯中最高地点)。明治期に日本初の湯の花採取・販売地泉質:単純硫黄泉(硫化水素型)/最寄駅:箱根登山バス「湯の花高原」停

15. 芦ノ湖温泉

開湯:昭和41年(1966年)。湯ノ花沢から元箱根への引湯による/特徴:芦ノ湖湖畔・富士山絶景。「富士山が見える場所に温泉は湧かない」という伝承を破った/泉質:単純温泉、アルカリ性単純温泉、ナトリウム-塩化物泉/最寄駅:箱根登山バス「箱根町港」「元箱根港」停/代表施設:龍宮殿本館、箱根ホテル

16. 蛸川温泉

発見:昭和62年(1987年)駒ヶ岳ロープウェー北側で噴出/開湯:平成5年(1993年)。十七湯中最新の「いちばん新しい幻の湯」泉質:カルシウム-硫酸塩泉/最寄施設:箱根園・駒ヶ岳ロープウェー駅周辺


箱根温泉の泉質 ─「地下1階・地上4階のデパート」と呼ばれる理由

箱根温泉の最大の特徴は、1つの観光圏に約20種類・5系統の泉質が共存することです。これを箱根温泉旅館協同組合は「地下1階・地上4階のデパート」と表現しています。

系統 代表的な温泉地 主な特徴
単純温泉/アルカリ性単純温泉 湯本・大平台・宮城野・芦ノ湖など 肌当たりがやさしく万人向け
ナトリウム-塩化物泉 塔之沢・宮ノ下・堂ヶ島・底倉など 保温効果の高い「熱の湯
硫酸塩泉(カルシウム系・酸性系) 強羅・仙石原・蛸川など 美肌系。強羅は白濁の濁り湯
硫黄泉(単純硫黄泉・硫化水素型) 芦之湯・湯ノ花沢・大涌谷など 江戸期に「皮膚病に効く」と記された硫黄香の湯
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉 二ノ平など 「美肌の湯」とも呼ばれる

たとえば芦之湯と隣接する強羅は徒歩圏内ですが、芦之湯は硫黄泉、強羅は酸性硫酸塩泉と、まったく異なる湯質を楽しめます。「箱根湯めぐりチケット」を利用すれば1泊2日でも複数の泉質をはしごできるため、温泉好きには夢のような土地です。

注意:温泉の効能は個人差があり、医師の診断を代替するものではありません。持病をお持ちの方は事前に医療機関へご相談ください。


箱根温泉のアクセス ─ 新宿から最速75分・ロマンスカーで行く湯巡り

電車新宿駅ロマンスカー約75分東京駅東海道新幹線(こだま)約35分箱根登山鉄道約15分名古屋駅東海道新幹線(こだま)約1時間55分箱根登山鉄道約15分箱根登山鉄道(湯本→強羅)約40分登山バス・路線バス各温泉地により異なる
高速バス(直通)バスタ新宿小田急ハイウェイバス(箱根桃源台行)約2時間25分箱根湯本駅

電車

  • 新宿駅から箱根登山鉄道 箱根湯本駅まで:小田急ロマンスカー最速75分(毎時2本・乗換なし直通)/運賃:乗車券1,270円+特急料金1,200円=合計2,470円(窓口購入時/チケットレス特急料金1,150円+IC乗車券1,261円なら合計2,411円)
  • 東京駅から:JR東海道新幹線「こだま」で小田原まで約35分→箱根登山鉄道で湯本まで約15分
  • 名古屋・新大阪から:東海道新幹線で小田原まで→箱根登山鉄道で湯本へ
  • 箱根湯本駅から強羅駅までは箱根登山鉄道で約40分。日本一の急勾配を3度のスイッチバックで登る箱根の名物路線です

高速バス

  • バスタ新宿から箱根桃源台(仙石・乙女峠経由):小田急ハイウェイバスで約2時間25分・運賃2,240円。仙石原・桃源台方面へ直接行ける利点あり
  • バスタ新宿〜元箱根港・箱根町港:約2時間40分

自家用車

  • 東名厚木IC小田原厚木道路箱根湯本:約32分・35.6km
  • 芦ノ湖方面:箱根新道(小田原西IC〜箱根峠の無料区間)経由

2026年お知らせ:4月6日〜8月5日の間、小田原厚木道路リニューアル工事のため、休日中心に最大10kmの渋滞が予測されています。最新の通行情報は NEXCO中日本 小田原厚木道路リニューアル工事専用ページ をご確認ください。


箱根温泉の観光・季節の見どころ

箱根ゴールデンコース(主要観光地)

  • 大涌谷・くろたまご館:約3,000年前の火山活動による地獄谷。名物「黒たまご」
  • 箱根海賊船(芦ノ湖):3隻が桃源台〜元箱根港〜箱根町港を周遊。湖上から箱根神社の水中鳥居を遠望
  • 箱根登山鉄道・登山ケーブルカー:湯本〜強羅・強羅〜早雲山。日本一の急勾配と4駅のスイッチバック
  • 箱根ロープウェイ:早雲山〜大涌谷〜桃源台を空中遊覧。富士山と芦ノ湖を一望
  • 箱根神社・九頭龍神社(元箱根):源頼朝・徳川家康が参拝。湖上に立つ「平和の鳥居」が撮影名所

美術館・博物館

  • 彫刻の森美術館(二ノ平・1969年開館):屋外展示7万㎡・近現代彫刻約120点
  • ポーラ美術館(仙石原):印象派・モネ・ルノワール
  • 箱根ラリック美術館(仙石原):アール・ヌーヴォー/アール・デコ
  • 岡田美術館(小涌谷):日本・東洋美術

季節別見どころ

季節 主なイベント・見どころ
春(3-4月) 宮城野早川堤の桜・箱根強羅公園のシャクナゲ・ツツジ
初夏(5-6月) 箱根湿生花園のニッコウキスゲ・強羅公園の薔薇
夏(7-8月) 芦ノ湖湖水まつり花火大会・避暑リゾート
秋(10-11月) 仙石原ススキ草原(見頃9月下旬〜11月末)/大涌谷・芦ノ湖紅葉。11月は月別最大入込(210万人超)
冬(12-2月) 芦ノ湖から望む雪化粧の富士山・箱根駅伝復路(1月3日)

湖尻・桃源台は芦ノ湖海賊船と箱根ロープウェイの結節点として、元箱根は箱根神社参拝の拠点として、それぞれ観光の要となっています。


箱根温泉の文豪・歴史人物ゆかり

箱根温泉は明治以降、多くの文豪・著名人が逗留・執筆の場として愛した「文豪と要人の街」としても知られます。

  • 塔之沢・福住楼:夏目漱石・福澤諭吉・島崎藤村・川端康成が定宿(国登録有形文化財・数寄屋造り)
  • 宮ノ下・富士屋ホテル:チャップリン・ヘレン・ケラー・ジョン・レノン・吉田茂が宿泊。創業1878年の国際リゾートの嚆矢
  • 強羅・三河屋旅館:与謝野晶子・芥川龍之介が逗留
  • 芦之湯:江戸期から文人墨客の保養地として知られた静養の地

箱根登山鉄道の各駅舎・橋梁・トンネルも明治・大正期のレンガ造構造物が現役で稼働しており、鉄道遺産としても訪れる価値があります。


日帰り箱根温泉 ─ 個室・カップル・家族向けおすすめ

「箱根温泉 日帰り」はGoogle検索で月間4万件超の検索数を誇る人気テーマ。宿泊なしで気軽に楽しめる日帰り入浴施設・個室プランが箱根全域に揃っています。

日帰り温泉の主なタイプ

  • 立ち寄り湯(公衆浴場):天山湯治郷(湯本)・かよい湯治 一休(小涌谷)など。地元客にも親しまれる本格派
  • テーマパーク型箱根小涌園 ユネッサン(水着で楽しむ温泉アミューズメント)
  • 個室・カップル向け:旅館の日帰りプラン(個室休憩付き)が箱根湯本・強羅エリアに多数
  • 足湯:箱根湯本駅前・大涌谷・強羅公園内などに無料/有料の足湯が点在

料金・営業時間・予約要否は施設ごとに異なるため、訪問前に各公式サイトでご確認ください。繁忙期(紅葉・桜・GW・年末年始)は早めの予約が確実です。

[PR]アフィリエイト

箱根の日帰りプラン・宿を楽天トラベルで探す

箱根温泉の宿を楽天トラベルで見る


箱根温泉のおすすめ宿 ─ 客室露天風呂付き・リピーター人気

箱根は「客室露天風呂付き」「リピーターの多い宿」「カップル向け」など、宿選びの軸が多彩です。がやが実際に宿泊した宿を中心に、目的別おすすめをご紹介します。

湯本|玄関口で気軽にアクセス重視なら

箱根の玄関口・湯本は、新宿から最速75分のロマンスカー直通でアクセス抜群。天成園は屋上露天風呂と豪華ビュッフェで知られる大型宿で、リピーター人気が高い宿です。

👉 【箱根】天成園で叶える”3,807人が選んだ”屋上露天風呂と豪華ビュッフェ|2026年最新版

強羅|大人のおこもり・客室露天風呂付き重視なら

強羅は標高約700mの欧米型療養リゾート地。玄 箱根強羅は全18室すべてに客室露天風呂を備える隠れ宿で、究極のおこもり旅が叶います。

👉 【箱根強羅】”究極のおこもり”を叶える隠れ宿『玄』全18室客室露天風呂の真価|2026年宿泊レポ


相模国の温泉ペア ─ 箱根8湯と湯河原温泉の関係

江戸時代の温泉番付『諸国温泉効能鑑』において、相模国(神奈川県)から登載された温泉は箱根8湯と湯河原温泉の計9湯のみ。神奈川の番付登載湯はすべてこの2地域に集中しています。

温泉地 江戸番付ポジション 特徴
箱根(8湯) 東-前頭2枚目(芦之湯)筆頭・8湯入り 湧出量全国5位・複合泉質・観光地としても日本屈指
湯河原温泉 東-前頭1段目「豆州湯河原の湯」 万葉集に詠まれた1,300年の古湯・「東京の奥座敷」

箱根は賑やかな観光リゾート、湯河原は静かな湯治場と趣きが大きく異なるため、「賑わいの箱根」「静寂の湯河原」として目的に応じて使い分けるのが相模国温泉旅の楽しみ方です。湯河原温泉の詳細はこちらをご覧ください:

👉 湯河原温泉|文豪が愛した東京の奥座敷と万葉公園・不動滝の魅力


がやが訪れた箱根温泉 ─ 天成園・玄 箱根強羅 体験レポ

がやは箱根十七湯のうち、湯本・天成園強羅・玄 箱根強羅の2宿に実際に宿泊しています。それぞれ全く異なる箱根の魅力を体感できる宿で、温泉地の個性の違いを実感しました。

天成園(湯本)── 湯本駅徒歩15分・大型宿の安心感

湯本駅から徒歩15分(送迎バス5分)。屋上露天風呂と3,807人が選んだ豪華ビュッフェが看板。家族連れ・グループ旅行・観光重視派におすすめ。

👉 詳しくは 天成園の宿泊レポ をご覧ください。

玄 箱根強羅 ── 全18室客室露天風呂のおこもり宿

強羅駅徒歩圏。全18室に客室露天風呂を備え、館内には大浴場を設けず客室と貸切風呂のみで完結する徹底したおこもり設計。カップル・夫婦旅・記念日利用の決定打。

👉 詳しくは 玄 箱根強羅の宿泊レポ をご覧ください。

今後の訪問予定

残り15湯(塔之沢・宮ノ下・堂ヶ島・底倉・木賀・芦之湯・姥子・大平台・小涌谷・二ノ平・宮城野・仙石原・湯ノ花沢・芦ノ湖・蛸川)も「江戸時代温泉番付めぐり」シリーズの一環として順次訪問予定。実訪問の際には本ページに体験レポを追記します。


箱根温泉のよくある質問(FAQ)

Q1. 箱根温泉に行くなら何月がおすすめですか?

11月(仙石原ススキ・紅葉)が月別最大入込(210万人超)で人気No.1。次いで4月の桜と8月の避暑シーズン。閑散期に静かに楽しみたい場合は1月下旬〜2月上旬がおすすめです。

Q2. 箱根温泉のメインはどこですか?

玄関口の箱根湯本温泉が宿泊・観光の中心。富士屋ホテルで知られる宮ノ下、欧米型リゾートの強羅、ススキで有名な仙石原、芦ノ湖湖畔の元箱根・芦ノ湖温泉がそれぞれの特色を持つメインエリアです。

Q3. 箱根温泉は何県・何市にありますか?

神奈川県足柄下郡箱根町に位置します。市町村区分では「町」で、東京都心からロマンスカー最速75分でアクセスできる首都圏屈指の温泉地です。

Q4. 箱根温泉は何に効きますか?泉質は何性ですか?

箱根は約20種類・5系統の泉質が共存する複合温泉郷。単純温泉・塩化物泉・硫酸塩泉・硫黄泉・炭酸水素塩泉と多岐にわたるため、温泉地ごとに効能が異なります。具体的な効能・適応症は各温泉地の公式情報をご確認ください。

Q5. 箱根温泉が人気な理由は何ですか?

(1)新宿から最速75分の好アクセス/(2)17の温泉地と約20種類の泉質の多様性/(3)富士山・芦ノ湖・大涌谷・登山鉄道などの豊富な観光資源/(4)江戸時代から続く名湯としての歴史的権威/(5)富士屋ホテル・天成園など多彩な宿泊施設群/の5つが揃っているためです。

Q6. 箱根温泉は日帰りで楽しめますか?

はい。立ち寄り湯(天山湯治郷など)・テーマパーク型(ユネッサン)・旅館の日帰りプラン・無料/有料の足湯など、日帰りで楽しめる施設が充実しています。新宿からロマンスカーで75分のため、日帰り旅行先としても人気です。

Q7. 箱根十七湯のうち、客室露天風呂付きの宿が多いのはどこですか?

強羅・仙石原・湯本の3エリアが客室露天風呂付き宿の集積地。特に強羅は標高約700mの静かな環境で「大人のおこもり旅」向きの隠れ宿が多く、玄 箱根強羅のような全室客室露天風呂宿も存在します。

Q8. 江戸時代の温泉番付で箱根は何位でしたか?

『諸国温泉効能鑑』では大関・関脇・小結には入っておらず、東-前頭2枚目(前頭最上段)の「相州足の湯」(芦之湯) が箱根勢の最高位。ただし東5湯・西3湯の計8湯が登載されており、これは全国でも最大級の集積量です。

Q9. 箱根温泉と湯河原温泉の違いは?

箱根は賑やかな観光リゾート(年間2,031万人)、湯河原は静かな湯治場(「東京の奥座敷」)と趣きが大きく異なります。江戸番付では湯河原が東-前頭1段目「豆州湯河原の湯」として箱根勢より上位に位置します。詳しくは 湯河原温泉の記事 をご覧ください。

Q10. 箱根温泉の創設者・開湯者は誰ですか?

箱根十七湯のうち最古の箱根湯本温泉は、天平10年(738年)に修験僧釈浄定坊が開湯したと伝わります。十七湯全体には特定の創設者は存在せず、奈良時代から平成まで時代ごとに異なる開湯伝説・開発者が存在します。


番外:箱根二十湯としての追加3湯(大涌谷・湖尻・早雲山)

公式「箱根十七湯」には含まれませんが、大涌谷・湖尻・早雲山の3つを加えて「箱根二十湯」と呼ばれることもあります。これら3湯は十七湯の引湯源・観光拠点として箱根温泉群に欠かせない存在です。

  • 大涌谷温泉:箱根火山の地獄谷・噴気帯。約3,000年前の火山活動で形成され、現在も白い噴煙を上げる。「黒たまご」(くろたまご館)の名物産地。引湯源として強羅・芦ノ湖などへ供給
  • 湖尻温泉:芦ノ湖北岸・桃源台周辺。芦ノ湖海賊船と箱根ロープウェイの結節点
  • 早雲山温泉:強羅上部、ケーブルカー早雲山駅周辺。引湯の主要拠点として強羅・仙石原などに源泉を供給

これら3湯は観光地としても魅力的なため、十七湯巡りの際には合わせて訪れるのがおすすめです。


まとめ|箱根温泉の魅力と関連ページ

  • 湧出量1日25,000トン・全国第5位の温泉郷
  • 江戸時代温泉番付に東5湯・西3湯の計8湯入り(全国最大級)
  • 芦之湯が東-前頭2枚目(前頭最上段)の箱根勢筆頭格
  • 奈良時代開湯の湯本から平成開湯の蛸川まで「箱根十七湯」
  • 約20種類・5系統の泉質「地下1階・地上4階のデパート
  • 新宿から最速75分・ロマンスカー直通の好アクセス
  • 富士屋ホテル・天成園・玄 箱根強羅など多彩な宿泊施設
  • 大涌谷・芦ノ湖・登山鉄道・仙石原ススキなど豊富な観光資源

箱根温泉は、歴史・泉質の多様性・アクセス・観光資源の4つを兼ね備えた日本屈指の複合温泉郷。番付に登載された江戸期の格式と、明治以降の近代リゾートとしての発展が一体となった、唯一無二の温泉地です。

関連ページ


※本記事の情報は2026年5月時点のものです。最新の営業時間・料金・イベント情報は各公式サイトでご確認ください。温泉の効能には個人差があり、医師の診断を代替するものではありません。





コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA